「水を飲んでも太るんです」
「何もしていないのに疲れる」と不思議がる人がいます。「年のせいでしょうか」「体力がないのでしょうか」と弱気になりながら。
でも、不思議でも何でもありません。
ダイエットがうまくいかない人で、「水を飲んでも太るんです」と困っている人がいますね。ところが、詳しくチェックしてみると、いろいろと飲み食いしていながら、なぜかノーカウントにしているらしい。
「無駄な思考」もノーカウントにされやすい。
「何もしていないのに疲れる」とこぼす人に限って、どうでもいいことや、考えてもなんにもならないことを、ああだこうだと考えています。
音楽発表会に出場することに決めたら、「何の曲にしようかな」「衣装は何色にしようか」「とりあえず候補曲を3曲に絞って、練習を始めよう」「(歌ってみて)どうも高音がうまく出ないな」といった思考や行動で疲れきるのは、効果的なエネルギーの使い方です。
しかし、「失敗したら笑われるだろうな」「○○さんは最近すごく上達しているけど、私はぜんぜんダメだ」「才能ないのかな」みたいな思考は、すべて無駄なエネルギーの使い方です。
こういった思考や、感情の動きを、ノーカウントにしていませんか?
「何もしていないのに」なんて、とんでもない。「無駄なエネルギーを使いまくっているから、疲れてしまう」と正しく把握しましょう。
「水を飲んでも太る」と言い張る人がたいていいろいろ食べているように、「何もしていないのに疲れる」人は「無駄にいろいろやっている」のです。
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『伝授!潜在意識浄化法』より一部抜粋
著者/齋藤翔
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