2)バイマ
ではメルカリ以外には、モノのシェアでどんなものがあるでしょうか?
有名どころでいうと、BUYMA(バイマ)があります。
バイマは、海外のブランド品の買い物代行です。
日本では売られていない、あるいは入手しにくい品を海外に住んでいる人に、海外の店で代わりに直接買ってもらうサービスです。
海外には駐在員の奥さまなどがたくさんいます。
こういった人が、空き時間を利用してバイヤーを行って小遣い稼ぎをしているのです。
偽物対策も、保険をかける選択肢があったり、とユーザーの不安を払拭させるサービスも充実しています。
利用者が320万人と加速度的に増えています。
3)ラクサス
同じブランド品でも、レンタルというサービスもあります。
ここに紹介するラクサスは、主に女性もののブランドバックに特化しています。
- ルィヴィトン
- グッチ
- エルメス
- シャネル
といったラグジュアリーブランドのバックが月々6800円で1点借りられるというサービスです。
女性に聞くと、家の中には10点以上のブランド品のバックを持っている人は多いのですが、すでに半分以上はほとんど使っていないのです。
その多くは「飽きた」からだと言います。
さらに最近の若い子はブランド離れが起きています。
その最大の理由はデフレです。
日本人の所得はもう20年近く上昇していません。
さらにバックを買ってもらう場合も、夫や彼氏にブランドバックを次々購入するだけの経済的余裕がないとも言われています。
そんな時に嬉しいのが、ブランドバックのレンタルです。
それを実現しているのが、ラクサスです。
スタートは約8000点のブランド品を自分で購入して、そこからスタートしました。
順調にユーザーが増え、2年で年間40億円規模に成長しています。
すごいのがリピート率です。
一度借りた人の解約が少なく、2%程度しかないとのことです。
私の妻も利用しているのですが、最近では、品切れが多いとのこと。
人気の証拠です。
そうなった理由は、お客さまの好みを人工知能でレコメンドして、オススメをしていることです。
やはりUXで他の同様サービスより優れているのです。
そして次の展開として、バックを一般の方の家に眠っているバックに広げるようです。
先ほども書きましたように、家には、今ほとんど利用していないブランドバックが眠っています。
中には、まだまだ十分に活用できるものもあるのです。
それを貸し出し、貸した人には、いくらかの小遣いが入るという仕組みにしていくとのことです。