やる気ない奴は能力もない。企業の採用担当者はココを見ている

 

永江一石さんの回答

採用に関してはサラリーマン時代も会社経営時代も手痛い経験を山ほどしてきました。それこそ借金をしたまま辞めた人や、数千万の損害を出しながら尻拭いせず去っていった人まで数え上げたらキリがないほどで、正直わたし自身「これが正解」と言えるような秘訣は持っていません。むしろ二度と採用したくないです。

その前提でいいますと、採用で基準とするポイントは二つしかなくて、やる気と能力だけですね。やる気で何でもカバーできるということもなく、やる気がいくらあってももともとの能力が低いと、採用した後に非常に苦労します。

ただ、これまでの経験から本当にやる気がある人は能力も兼ね備えている場合が多いです。

例えばどんなに未経験でも本当にやる気があるなら入社日までに参考書の一冊や二冊読んで知識を学んできたり、即戦力にはなれなくても少しでも役に立とうと努力をしてくるはずですよね。

それもせず、ただ「未経験ですので勉強させてください」と受け身の人は結局のところやる気がないのと同じなんです。おそらく入社してからも人から教えてもらうのを待っているだけなので、成長が望めるわけがありません。

だからもし質問者さんがこれから採用するにあたって気をつけることがあるとすれば、口先だけの人間に騙されないこと。そのために試用期間がありますので、仮にエンジニアだったら試しにコードを書いてもらうなどして実力を測るのも手だと思います。

試用期間で頑張れない人は入社してからも同様なのは火を見るよりも明らかですよ。

image by: Shutterstock

 

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著者:永江 一石
商品開発や集客プロモーションを手がける会社を設立し多くの企業のマーケテイングを行う。メルマガでは読者から寄せられたマーケティングのお悩みに対し具体的な解決策を提示。ネットショップや広報担当を中心に多くの購読者から支持されている。
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