高城剛さんの回答
日本式システムを白日のもとにさらし、透明化することは大変な作業で、これを僕はプロレスだとは思いません。
小池知事は、真摯にそれらに取り組んでいると思われますが、ただ限界もあります。
それは小池知事の能力の問題ではなく、「機が熟してないから」なんです。
政治に限らず、素晴らしい商品開発やどんなに良い提案でも、タイミングを間違えばうまくいきません。
いまの日本は「改革」のタイミングではなく、ただ、日本式システムを白日のもとにさらすことだけが必要なのですが、そのためにはマスコミの大改革が大前提になります。
このマスコミ大改革ができなければ、日本式システムの多くを白日のもとにさらすことはできず、その後の改革もまったくできないことになってしまいます。
ですので、小池知事の限界はそこまで、となるのです(ご自身もわかっていらっしゃいます)。
では、そのマスコミ大改革が起きる日は、いつなのでしょうか?
僕はそれを2020年代後半だと考えており、そこまで日本の疲弊は続くでしょう。
image by: 小池百合子公式Twitter
『高城未来研究所「Future Report」』
著者:高城 剛
1964年生まれ。現在、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、創造産業全般にわたって活躍。毎週2通に渡るメルマガは、注目ガジェットや海外移住のヒント、マクロビの始め方や読者の質問に懇切丁寧に答えるQ&Aコーナーなど「今知りたいこと」を網羅する。
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