さて、これらの何が呪いなのかというと…、「べき」とか「べきではない」ということを、
- なぜ自分は信じているのか?
- いつから自分は信じているのか?
- なぜ、自分はそれを信じないと気が済まないようになっているのか?
こうしたことに、「何の疑問も持たない状態」…、もっと言えば、「何の疑問も持てない状態」でいることが、呪いだということなんですね。色々な選択肢を吟味した上で「今回はこれを選択する」ということを自分の自由意思でできるのが、呪縛がない状態です。
ですが、選択肢がこれ以外にないと完全に思い込んでいる状態に気づかずに「べき」「べきではない」と思っていることに、何の疑問を持てない時点で、思考や行動、感情が「呪い」によってコントロールされてしまっているということなんです。
とは言え、この「べき」とか「べきではない」が
「人を傷つけるべきではない」
「人には親切にするべき」
こんなふうにプラスに働いている場合もありますよ。ですが、自分を無意識に制限したり、無意識に望まない方向に進めてしまうものは「呪い」と言えます。
あなたは、無意識に「べき」「べきではない」を使っていませんか? それは、あなたの人生や人間関係をプラスに持って行っているものですか? もしもそうじゃないなら、とっとと、その「べき」「べきではない」を手放しちゃいましょう。
そもそも「べき」も「べきではない」も、誰かから刷り込まれているだけなので、新しい「べき」「べきではない」を刷り込めばいいだけですからね。
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