サウジアラビアとイランに友好的な日本の役割は?
ただ、日本にとっては石油価格の下落は、輸入大国であるだけにプラスになろう。しかし石油は政治的製品でもあるだけに、やはり石油価格、中東情勢、政治などについて今後も注意を怠ってはなるまい。日本は中東石油の大輸入国としてサウジアラビアの脱石油依存=工業化に協力する一方、イランともイランが世界から孤立している時代から水面下で協力できるところは支援してきた。日本は両国にパイプを持つ国でもあるのだ。
日本が外交で存在感を持ちたいなら、サウジアラビアとイランの対立を和らげる行動に出ることも考えてもよいのではなかろうか。
(Japan In-depth 2016年12月16日)
image by: Claudio Divizia / Shutterstock.com
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