ブロックチェーンは取引履歴が記録されたブロックが一本の鎖のように繋がったものですが、場合によっては分岐することもあります。例えば、悪意ある攻撃者が過去のブロックを改竄した場合や、複数のマイナーが同時にブロックを追加した場合です。
こういった問題を、ビットコインは「最も長いブロックチェーンを信頼する」という原則で解決しています。
「長い」というのは単純にブロック数が多いという意味ではなく、そのチェーンを構成するのにかかった計算量が大きいという意味です。言い換えれば、計算量を単位とした多数決です。
攻撃者が過去の取引履歴を書き換えても、その履歴が信頼されるためには、そこから派生するチェーンが他のチェーンよりも長くならなければならないのです。
善意のマイナーたちは常に最も長いチェーンにブロックを追加し続けているため、攻撃者は、その総計算能力を上回る計算資源を投じ、改竄したチェーンを伸ばしていかなければならず、実質的には困難で、結果的に安全が保たれるのだといいます。
といろいろ調べて買いてはみたものの、書いている本人がちゃんとシステムを理解できていません。
ただ、何かわからないけど「権力がある機関」が保証するというより、多数の目と手がつねに検証していて、情報を書き換えようがないというシステムは、画期的で、本当の意味での安全は、こういうものではないかと思うのです。
このような安全を担保する仕組みが、今後、もっともっと広がっていく予感がするのです。もちろん、マンション管理の世界にも…。
中央権力ではなく、ネットワークがみんなで信頼を担保するというビットコインの考え方は、管理組合にも応用できると思いませんか。