ずるいぞSoftBank。大手キャリアが本気出した「クーポン配布」戦略

ishikawa20170123
 

携帯大手3社の携帯本体価格・通信料金が「高止まり」を続ける中、格安携帯に流れる若者たちが増えていますが、そんな状況を受け、ソフトバンクが突如打ち出した「SUPER FRIDAY」なるクーポン配布戦略。これが思った以上の宣伝効果を発揮し、同社への注目度がアップしました。ケータイ/スマートフォン・ジャーナリストの石川温さんはご自身のメルマガ『石川温の「スマホ業界新聞」』で、大手3社が展開するクーポン配布の現状と今後について考察しています。

ソフトバンクが「SUPER FRIDAY」第2弾を開始―クーポン配布でキャリアとコンビニの関係が深まるか

1月16日、ソフトバンクが、春商戦向けの施策を発表した。なかでも注目は「SUPER FRIDAY」第2弾で、2月にはファミリーマート・サークルK・サンクスのファミチキ1個3月にはサーティワンアイスクリームのレギュラーシングルコーン1個がもらえるという。しかも、学生はそれぞれ2個もらえるとのことだ。

ソフトバンクでは、前回のSUPER FRIDAYで1,200万のクーポンが利用され、ポジティブな反応が多かったという。実際、サーティワンアイスクリームはこのキャンペーンのおかげで業績が伸びたと言われているだけに、導入する企業としても少なからずはメリットがあるのだろう。

毎週金曜日には、対象の店舗で大行列ができたことを考えると、ソフトバンクにとってみても、ブランドの向上に大きく寄与したことは間違いない。通信料金が高止まりする中、「クーポンを使えるソフトバンクがお得」というイメージに変わりつつある。その点、ソフトバンクはこのクーポン戦略を派手に展開したことが、成功につながったような気がしてならない。

実際、キャリアが展開するクーポンは、NTTドコモが何年も前から、「ドトールのコーヒーがSサイズからMサイズMサイズをLサイズにしてくれる」といったものを配り、地味に使われていたりする。しかも、曜日なども限定されることなく、毎日使えるにもかかわらず、取り立てて話題になることはこれまでほとんどなかったといえる。

KDDIも、SUPER FRIDAYに対抗したかったのか、1月20日から始まった「スマートパスプレミアム」で金曜日を「フライの日」と題して、マクドナルドのマックフライポテトSがもらえるauフライデイを展開しているが、SNS上では使われている様子はほとんど確認できなかった。そもそも有料サービスであり、スマートパスプレミアムが始まったことも認知されていないだけに、使われないのは仕方がないことなのかもしれない。KDDIとしては、これから映画が割引になる「auマンデイ」並に人気を出せるかが、課題となってきそうだ。

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