子どもの「習い事」を気にしすぎる親は、子の人生を横取りする

 

子どもに全く関わらないことを目指すべきだと言うつもりはありません。見守り、サポートして、一緒に楽しい時間を過ごすことは、もちろんOKです。ですが、子ども本人が担うべき領域─子ども自身がやるべきことに対しての意欲情熱の部分─まで、親が持ってしまっているのなら、それは間違いなく要注意の状況です。

「サッカーがうまくなりたい」という意欲は、子ども自身が持つもの。親が意欲満々に「もっと集中して!」「今日はリフティングやったの?」と声をかけるべき領域ではありません。

「ピアノを習いたい」という情熱は、子ども自身が持つもの。親が「休まず続けたほうが上達する」「始めた以上、できるだけがんばらなきゃ」と情熱を燃やす領域ではありません。

分かりやすいサインは、子どもが何かを「やりたくないと言い出した時の親の反応です。「何とかして、やる気にさせなきゃ」「いやいや、今日休むのは良くない」などと反応してしまう場合は、子どもの人生に意識が向きすぎているシグナルと思って良いでしょう。

「そう、今はやりたくないんだね」「今日は休めばいいよ」と受け止めてあげて、子ども自身の中から再び意欲が湧き上がってくるようサポートしてあげられていれば、問題ないでしょう。

親が子どもの人生に過度に干渉しないようにするためには、実は親自身の人生が充実していることがいちばん重要です。どうすれば親自身の人生が充実するかは私がお伝えできることではありませんが、世の中のすべてのお母さんたちが、充実した「自分の」人生を送って、子どもとも良い時間が過ごせることを、祈ってやみません!

 
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【著者】 パパコーチ くろさわ 【発行周期】 週刊

 
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