「どれだって一緒じゃん」と思うということは、その分野における最も浅いところに留まっている、ということに他なりません。ということは、まず興味を持ってもらうためには、「違いが説明できる」ということが大きなポイントになります。
「これとこれ、違いが説明できますか?」ということが、興味の第一歩です。「いや、説明できないよ。興味ないし」という人にも、まずはその違いが説明できるように教えてあげる。すると、興味がなかった人は、「興味がないけど、違いは分かる」状態になりますが、そこから、じゃあ3つ目に見るものはどこを見ればいいのかが分かってくるし、その違いを、興味のある人に説明することで、「すごいねー」と褒められて、気持ちがよくなります。そこから、「もうちょっと違いを知ってみようかな」と、興味を深く持ってくれるのです。
全く興味のない人の目には、「全く違うものも、全部同じように見えている」。
少し興味を持ち始めるきっかけは、「同じように見えているものの、違いを知る」。
そのことを知っていると、初歩的なことは何からどんな風に説明をするのか、という構成が分かってくるのではないでしょうか。