国家ぐるみの買収劇。中国のトランプ懐柔工作で尖閣が奪われる日

 

中国、強さの源泉

中国の「工作力」は、本当にすごいです。なぜすごいのでしょうか? やはり、「国家を挙げて工作に励んでいるから」でしょう。

たとえば、日本政府が、アメリカの政治家を買収することなどできません。健全な民主国家は、「金の使い道」にうるさいのです。ところが、中国にとって、アメリカの政治家を買収することは、「悪」ではなくむしろ大いなる善」である。

中国共産党自身が買収工作を指揮しているのですから、資金は有り余るほどある。アリババの馬雲会長のように個人資産2兆円を超える人物ですら、「事実上の工作員」として使うことができる(言うことを聞かなければ逮捕)。

というわけで、中国がイスラエルロビーを抑えて、アメリカナンバーワンロビー集団になったのもわかります。

中国の工作により、米中関係が徐々に良くなってきました。安倍総理も、中国批判を抑制しましょう。米中が和解して「梯子を外されれば尖閣は間違いなく奪われます

image by: lev radin / Shutterstock.com

 

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【著者】 北野幸伯 【発行周期】 不定期

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