過去に何度か言ってきましたが、公的年金は保険なんです。老後のために保険料を払って積み立ててるわけじゃない。今の現役世代の保険料がそのまま年金受給者に行く賦課方式という方法を取っています(年金は元々は積立方式から始まったが機能しなくなった)。
老後の年金の場合で言えばなぜ保険料を納めているのかというと、誰にもわからない長寿リスクに備えてるわけなんです。損得とかは結果的なものであり、二の次。
歳を取り、老齢になったら働く事が困難になりますよね。そしてこんな超高齢社会になったらいつまで生きるのかわかんないですよね。生きてる間は国が終身で公的年金を支払いますというわけです。
そして若い人達が老後になった時、その老後を支えてくれるのはその時の現役世代の保険料。いつまで生きるのかわからない超高齢社会の中で、公的年金を守っていく事はとても大切な事なんですね。
● 破綻している年金制度はやめちまえ!で本当に撤廃したらどうなる?
まあいろいろ不安を煽られる年金制度ではありますが、表面的な事だけに惑わされないようにしましょう~。
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