それに対して、米国のソフトウェア・エンジニアの多くは、戦時中の傭兵のように、高い給料とストックオプションで最先端の企業を渡り歩き、30代で一生遊んで暮らせるぐらいの財産を作り、それをベースに起業したり、悠々自適の人生を歩むのです。
そうは言っても、日本の中にも、大手ITゼネコンとは大きく違うビジネスモデルを持つ、若い会社が生まれつつあります。そんな企業は、どこも優秀な人材を求めています(私が会長を務める Xevo (旧 UIEvolution)もそんな会社の一つです)。上のソニーの人のように、旧態依然の大企業が提供するキャリアパスに疑問を感じたら、思い切って飛び出してみるのも悪くないと思います。シャープや東芝を見ても分かるように、大きな会社といえども、一生面倒を見てくれる保証はなくなったのです。
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