例えば。
テレビを観る。 コマーシャルが流れる。 見たこともないようなあまりにカッコいい映像。 CGを駆使して、まるで映画のようなクオリティー。 ハリウッドの次回作のCMかと思いきや、ラストで【 二枚刃カミソリ 】のCMだと気付かされる。 ただのカミソリじゃん。 日本では観たこともないクオリティーの映像でした。 企業のトップは、プロダクトを購買させるため、ここまでアート性の高いPRをする。
で、直後、コーラを買いに、近くのコンビニにふらっと行く。
さっきの超カッコいいCMの【二枚刃カミソリ】が、段ボールに入ったまま、埃まみれで、端々がびりびりに破れて、そのへんの床に転がってる。 。 。 。(なんなら、段ボールには人が踏んだ靴跡がクッキリ)
全国ネットのテレビCMで、日本では観たこともないようなクオリティーで紹介していた商品が。
流通先の末端(コンビニ)では、日本では見たことないようなダラシナさで陳列すらされていない。
サイズ・スケールのせいにしちゃいけないけれど。
この国で、日本のように末端までカンペキなサービスを求める方が間違っているのかもしれません(ま、だからといって、乗客、ひきずり降ろしちゃいけないけどね )。
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