なぜ東京・町田の小さな電気店は安売りせずとも20年以上黒字なのか

 

経営者の決断

「でんかのヤマグチ」さんは、東京都町田市にある大きくはない電気店です。創業は1965年なので、50年以上の歴史があります。従業員は40人で、年商は11億円ほど。粗利は39%、20年以上連続で黒字だとのこと。すごいですね。

データによれば、平成26年の従業員4人以下の電気店の数は、約2万1,600店。7年間で3割減っています(商業統計より)。家電量販店の影響でしょう。そんな中で、「でんかのヤマグチ」さんの業績は、目を見張るものがあります。

かつて、このお店も、周りを6店の家電量販店に囲まれ大打撃をうけたそうです。その時、「でんかのヤマグチ」の山口社長は、量販店と戦うために「安売りをやめて高売りをする」という発想に変えました。しかし、それだけでは業績は良くなりません。このお店は、徹底的に地域に密着して、お客に愛され繰り返し買っていただくための戦法をとりました。その結果、今や押しも押されぬ、小売店のモデルとなったのです。

では、具体的には、どんな戦法をとったのでしょうか。

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