女の子を育てるとき、一番必要なのは母親。では、父親の役割は…?

 

◆肝っ玉かあちゃんになる時期とは?

3)12~14歳~成人まで……少女~大人に向かう時期

最重要人物…母親

反発期に入り、母親の欠点足りないことが見え始めて、言いかたもキツク、シビアになります。母親にとってはなかなかツライ時期に入ります。また、友だち同士の関係が密になるため、家族より友だち優先、やりとりが主になってきて、それらが生活全般をしめていくようになります。

外からいろいろな知識を持ち込んできて、自分や自分の家、家族などを比較し、落ち込んだり怒ったり不機嫌になったりと、いろいろと不安や悩みをかかえてきます。女の子の場合はとくに、「友だちとの人間関係の中でどう動くか、周りからどう見られるか」を気にするようになり、余計なほどに、ああでもない、こうでもないと、仲間の関係を気にするようになります。

男の子は、この時期まだまだ「他人より自分」ですが、女の子は、「自分より他人」となっていくのですね~

《この時期にするといいこと》

1)肝っ玉かあちゃんでいる

この時期は、「何があっても大丈夫!」「辛いときには、いつでも助けるから大丈夫」と、肝っ玉かあちゃんになったつもりで、ドーンとしていた方がいいそうです。

いっしょになって、心配したり焦ったり、あれこれ口出しし過干渉になると、ますます心配の種が増え、不安が大きくなり、精神的に不安定になりがちだそうですから。

必要以上に介入せずに見守り、女の子がSOSを出してきたら助けてあげること、「ああしろ、こうしろ」と口出しせず、じっくりと話を聞き、女の子の力を信じて見守ることが大事だそうです。

2)こまめな声がけ

口答えしたり話もしてくれなくなったり、不機嫌でも返事がなくても、女の子の態度がどうあれ、日々「声をかけ続けること」も、とても大事だそうです。
たとえ朝夕のあいさつだけでも。

「なんだかんだいって、親は私を見ていてくれる」
「親に見放されてない」
「ちゃんと、愛されている」

どこかでそう感じていると、反発してもいずれ、ちゃんと反応してくれるようになるそうです。肝っ玉かあちゃんになりきって、元気に、

「おはよう」「お帰り~」「元気?」「どこにいくの?」
「今日はどうだった?~」「何か楽しいことあった?」

などなど、声がけしていきましょう~

仮に無視されても、「ウザい」と言われても、そんな時期だと割り切って、ね。

3)いっしょに考える、相談する

女の子の場合は、何かを決めるとき、何かをするとき、いっしょに考えたり解決策を探すと協力的になります。そしてこれは、自ら解決策を見いだす訓練にもなります。ちなみにこれは、どの段階の女の子でも有効なようなので、女の子に「いっしょに考える」「相談する」ことを、ぜひしてみてください。

「どうしたらいいか、いっしょに考えてみよう」
「じゃ、そのことについて、相談しようか」
「それは、どうしたらいいと思う?」
「それは、ママも困るけど、どうしたらいいと思う?」

と、女の子に相談し、解決策をいっしょに考えてください。もちろん、話す内容は否定せず、きちんと耳を傾けて。これをすることは、母親にとっても楽になることです。それによって女の子が何をどう考えているかもわかりますし。

母親は一人で悩まず、女の子に相談してみてください。きっといい考え、思いもつかなかったグッドな解決策を見いだし、それを受け入れて、実行もしてくれると思います。もし、あまりにかけ離れた解決策になったら、それは日を改めてまた相談してみましょう。

また、「いっしょに考える」「相談する」は、成人女性にも大いに有効です。困った時は上から目線で命令するより、相談して、自発的にやるようにさせた方がいいと思いますよ~。

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