知らないと恥をかく? やってはいけないお墓参りの作法

2015.08.12
by 横田吉木
 

 

お墓は、大切にお手入れしていても、長い年月が経てばどうしても劣化していくもの。そのまま放置しておくと大きな破損につながることもあるため、お墓参りの際は以下のチェックポイントを注意してみましょう。

確認しておきたいお墓のチェックポイント

□普通の掃除ではきれいにならない汚れはありませんか?

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墓石にこびりついた水垢や黒ずみなどは、プロにクリーニングをまかせましょう。石材の種類や汚れに応じたクリーニングで、きれいに蘇ります。また、霞んでしまった文字も、新たに色入れすることで鮮明な文字が再現できます。

□墓石の目地が割れていませんか?

目地割れ
古くなって目地が欠けたり、もろくなった状態ではお墓が倒壊する危険もあります。特にモルタル目地の場合は、注意して確認したほうがよいでしょう。弾力性の石材用接着剤で 目地入れをすると耐震性も高くなり、美しく仕上がります。

□ひび割れや欠けはありませんか?

ひび割れ
小さな欠けも大きな破損の原因になる場合があります。墓石や外柵、墓誌などのひび割れや欠けも、自然な仕上がりに修復することができます。

□付属品は大丈夫ですか?

付属品
花立や香炉などは、墓石に比べると早く傷みがちです。付属品だけの交換も可能です。

□墓石が傾いていませんか?

傾き修正
放置すると倒壊につながる墓石の傾きやズレ。傾き補整やステンレス棒を組み込むなどの耐震工事を行う場合もあります。また、古くなった外柵も補修したほうがよいでしょう。

今年は、上記のマナーとメンテナンスポイントを確認してからお墓参りに行ってみてはいかがですか。きっといつも以上に先祖、お墓が喜んでくれるかもしれないですね。

souce:お仏壇のはせがわ

文/横田吉木

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