閉ざされし世界。誰も教えてくれぬ京都「花街」の知られざる素顔

 

気になる金額は?

お茶屋の女将さんお任せで仕出しを頼むわけですから高級和懐石なので食事だけで1人2、3万円ぐらいはするでしょう。それに普通はお酒代が加算されるので合計5万円ぐらいでしょうか。そして、舞妓さんや芸妓さん、三味線を演奏する地方(ぢかた)さん一人一人にお花代が発生します。お花代一本が2時間で1人だいたい3~4万円ぐらいが相場です。

一生に一度や二度というのであれば行くことも出来ますが、花街の世界は一見さんお断りなのでそうもいきません。大抵生涯にわたっての永い付き合いが求められます。地元の旦那衆は生まれた頃からお座敷に連れてこられたというぐらいお茶屋さんと家族ぐるみの付き合いをしている人もいるでしょう。一度や二度顔を出してもう行かないというような場所ではないだけに敷居は高いのです。それだけに今も昔ながらのシステムのままベールに包まれた秘密の花園なのでしょう。勇気のある方は飛び込んでみては?

いかがでしたか? 京都は日本人の知識と教養の宝庫です。これからもそのほんの一部でも皆さまにお伝え出来ればと思っています。

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【著者】 英学(はなぶさ がく) 【発行周期】 ほぼ週刊

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