侮れないイギリスのパワー
なぜ、日本は、イギリスと仲よくするべきなのでしょうか?
イギリスのパワーとは何でしょうか? 一つは、「国連安保理の常任理事国である」こと。つまり、「拒否権」を持っている。これからも、中国、ロシアは、金体制を守るために、努力することでしょう。しかし、制裁は徐々に強化されている。つまり、北朝鮮が安保理決議違反をすれば、中ロも守れなくなってくる。そして、安保理で、拒否権をもつイギリスが、日本の側にいることは、とても心強い。
もう一つ、イギリスは、情報戦にとても強いことが挙げられるでしょう。BBCは、「客観報道の代表」のように思われている。しかし、じっくり見ていると、こっそりプロパガンダが入っています。そんなBBCは、「反プーチン報道」で、大いにロシアを苦しめている。逆にいうと、イギリスメディアが中国ではなく日本の側にいることは、とてもありがたい。イギリスが望めば、「中国=悪の帝国である!」という国際世論をつくることも可能なのです。
というわけで、日本とイギリスの関係が良くなっているのは、「まことにめでたいことである」と言えるでしょう。
image by: 首相官邸