社会に溢れる「ひとつの正解」が、子どもたちを自殺に追い込む

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米国育ちで元ANA国際線CA、さらに元ニュースステーションお天気キャスターからの東大大学院進学と、異例のキャリアを持つ健康社会学者の河合薫さんのメルマガ『デキる男は尻がイイ-河合薫の『社会の窓』』。今回は、夏休み明けに急増している「子どもの自殺」について。河合さんがアメリカのポスターに書かれた名文を示すとともに、いじめに悩む子どもたちへ送ったエールを送ります。

夏休み明けに子どもの自殺が増えるーーー

昨年、鎌倉市立図書館の公式Twitterで「学校が死ぬほどツラい子は図書館にいらっしゃい」と呟き話題となったことで、この“悲しき事実”が広く知られるようになったものの、残念なことに今年も悲しみが続いています

報道によれば、東京都内のマンションで私立中3年の女子生徒が飛び降りて死亡。

都内の公衆トイレで、高校3年の男子生徒が死亡。

千葉県では高校1年の男子生徒が電車にはねられ死亡。

いずれも自殺最低でも3人の若い命が失われてしまいました

子ども向けに設置された相談窓口では8月下旬から相談が急増し、「学校に行きたくないと訴える子どもが昨年の2倍ほどいたそうです。

なぜ、こんなにも若い命が失われていくのでしょうか?

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