なぜ日本は、「中国包囲網」を主導してはいけないのか?

 

中国の「対日戦略」、日本の「対中戦略」とは?

まず、対中戦略からみます。

中国に対する戦略は 相手の真の意図(尖閣、沖縄奪取、アジアの覇権確立)を見抜き米国をうまく味方につけ、バックパッシング戦略を取るべきと主張されていますし私も確かにその通りと深く納得も致しました(米国と同調し、南シナ海等への侵略を批判するが 先頭に立って非難することは避ける)。
(Oさまのメールから)

  • アメリカを味方につける
  • 先頭に立って中国を非難することは避ける

この二つはその通りです。ただ、

バックパッシング戦略を取るべきと主張されていますし

という部分、少しコメントさせてください。

日本最大の脅威は中国である。ほとんどの読者さんは、同意してくださるでしょうか?何といっても中国は、「日本には尖閣だけでなく、沖縄の領有権もない!」と宣言している。そして、ロシア、韓国と共に、反日統一共同戦線をつくろうとしている。さらに中国は、反日統一共同戦線に、アメリカを入れようとしている。

新しい読者さんの脳内反応がよく見えます。「ちっ! トンデモ、陰謀論メルマガに登録しちまった。容赦なく解除だ!!!!」。

普通の日本人は、そんな反応でしょう。ですから新しい読者さんは、こちらの「絶対証拠」を必ずご一読ください。

反日統一共同戦線を呼びかける中国

さて、中国に対抗する方法、論理的には簡単なんです。相手の戦略が見えているわけですから。

中国の戦略は、「アメリカ、ロシア、韓国と反日統一共同戦線をつくり、尖閣、沖縄を奪う」です。であるなら、日本は、これを無力化するために逆のことをやればいい。つまり、「アメリカ、ロシア、韓国との関係をますます強固にすることで、中国の対日戦略を無力化させる」。で、賢明な安倍総理はこれをやっているのです。

  • アメリカと仲よくし
  • (アメリカに反対されながらも)ロシアと仲よくし
  • (支持基盤の保守に反対されながらも)韓国と仲よくする

おかげさまで、中国は動けなくなり、日中関係もだいぶ良くなってきました。

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