さらばマニュアル車。受け容れざるを得ない変化も、感じる寂しさ

 

それにしても、こういった変化は仕方がないこととは言え、やはり自分が慣れ親しんだ物が無くなって行くのを目の当たりにするのはどこか寂しいものである。環境面からの要請も年々厳しくなっている。テクノロジーも日々更新されている。是非もない変化である。受け容れなければならない変化である。

ただ、この古きドライバーの寂しさを感じているのは自分だけではないことは確かである。それを知ってか、メーカーもしばらく製造していなかったスリーペダル式マニュアルトランスミッション車をスポーツモデルに限ってではあるがここ数年復活させている

この先、自動車の電化がどのように進んで行くにしても、100パーセント確実に言えることがある。それは、これ以上スリーペダル式のマニュアルトランスミッションが開発されることはないということである。つまり、現行のモデルがマニュアルの最終形であるということになる。

ということは、今がマニュアル車を新車で手に入れる最後のチャンスなのかもしれない。

この機会に面倒くさい車を一台買っておくのはどうだろうか。

image by:Shutterstock

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ここにあるエッセイが『8人ばなし』である以上、時にその内容は、右にも寄れば、左にも寄る、またその表現は、上に昇ることもあれば、下に折れることもある。そんな覚束ない足下での危うい歩みの中に、何かしらの面白味を見つけて頂けたらと思う。

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【著者】 山崎勝義 【月額】 ¥220/月(税込) 初月無料! 【発行周期】 毎週 火曜日 発行予定

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