気になる人と親しくなりたいなら「主張」するより「質問」しよう

2015.09.25
by NozomiK
 

質問だけで、気持ちは引き込まれる。

実際に質問されると、人はつい答えを出したくなります

例えばですが

「1+1は?」

「好きな食べ物は何ですか?」

「僕のこと、どう思います?」

などのように言われると、ついつい「答え」を浮かべたくなりますね。

しかし、

「1+1は2だ!」

「僕の好きな食べ物はバナナだよ」

「僕は君のことを好きだ」

などのように言われたら「そ、そうですか」としか話しようがありません。

反応に困ったりすることもあるでしょう。

主張」というのは、一見すごく強いメッセージに感じますが、実は相手の気持ちに届かない危険性も高いのです。

しかし「質問」をすれば、相手は間違っても悪い気持ちにはなりません。

もちろん、よっぽどヒドイ質問であれば別ですが、たいていの質問にたいしては、すんなりと考えをめぐらせ、会話を開いていきます。

特にその質問が、

「どんな価格で折り合いをつければいいと思いますか?」

などであれば、

「そうだなぁ、●●なら…」

というように、つい歩み寄って、考えを進めてしまいます。

少なくとも「買う」という方向に向かって会話が進んでいくわけです。

アドバイスは、さらに気持ちを開く。

ほかにもいい点があります。

人間というのは「アドバイス」を求められると、ついつい「いい気分」になるものなのです。

それは「あなたはアドバイスを求められるほど優れた人だ尊敬される人だ」というメッセージにもなるからです。

しかも重ねて、質問によって、つい「答えたくなる」もの。

そして、その結果、アドバイスをすることによって、あとから

「どうしてあのとき、自分はアドバイスをしたのだろう…? あぁ、それだけ相手の今後を考えてあげているからだ」

というように、思考を変えていく可能性は高くなります。

逆にですが、あなたが誰かに

「君について、アドバイスをしてあげるよ。君は今後、こうした方がいいよ」

などのように言われたらどうでしょうか。

「何だこいつ、何もわかってないのに」

と思ってしまったりする可能性もあります。

すなわち人間

アドバイスをされる」よりも「アドバイスをする」ほうが、ずっと嬉しいものなのです。

よって、とにかく「相手にアドバイスを求める」というのは有効な手段なのです。

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