日本人を洗脳?中国語教師を使った恐るべき対日工作

 

人の心を読んだり、自分の意見や感情を混ぜる通訳は、イラクやシリアなどの戦争取材をしている人たちの間で世渡りをしている。こういう通訳を使うと、情緒的ジャーナリストは、通訳の思想洗脳されてしまう。日本からシリアへ取材に行った報道陣のほぼ全員が、反シリア政府思想になっているのは、その思想の通訳を使っているからともいえる。

特に戦場取材ともなると、思想のある通訳がガイドをした場合、自分の側の勢力にとって不利になるところへは案内しない、という方法を採れるので、自由に動ける平和な国においてよりも、ジャーナリスト簡単に洗脳できる。

似たことが、日本国内中国語個人教師の世界にもある。日本に住んでいる中国語教師に言わせると、どの中国語教師に指導されたかで、その日本人が、親中国派になるか反中国派(親台湾を含む)になるかは、想像がつくという。

親日派の中国語教師は、この見方で日本人の言動や将来の出世を、「○○さんは、北京派の○○さんの生徒だから、頭の中は北京派だし、駐在員として北京行けば、よい人脈紹介してもらえて出世するわよ」などと判断する。もし、北京派教師が頑張っても生徒の日本人が反北京の思想のままだった場合、教師はその日本人の監視役になればいい。

この中国語教師の暗躍は、中国による対日工作の重要な作戦の1つだ。中国語個人教師を付ける人は、企業官庁などの重要部署の人、発言力のある著名人が多い。

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『異種会議:戦争からバグパイプ~ギャルまで』より一部抜粋

著者/加藤健二郎(建設技術者→軍事戦争→バグパイプ奏者)
尼崎市生まれ。1985年早稲田大学理工学部卒。東亜建設工業に勤務後、軍事戦争業界へ転職。1997年より、防衛庁内局OPL。著書は「女性兵士」「戦場のハローワーク」「自衛隊のしくみ」など11冊。43才より音楽業に転向し、日本初の職業バグパイプ奏者。東長崎機関を運営。自分自身でも予測不可能な人生。建設業→戦場取材→旅行業→出版→軽金属加工→軍事戦争調査→探偵→バグパイプ奏者・・・→→次はなに?
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