痩せると話題のバターミルクコーヒーを科学者が作って飲んだ結果

 

というわけでさっそく作り方です。オリジナルのレシピだとコーヒーの苦みがどうにも消えないどころか、増強されてしまうことさえあるので、材料は殆ど変えずに、作り方をアレンジしてみました。

材料(1杯分)

  • ドリップコーヒー(深入り):1杯分
  • 牛乳:100ml
  • 乳脂肪:10~30ml
  • グラスフェッドバター:2~3g
  • 砂糖:3~4g
  • MCTオイル:20~30ml(大さじ1~2杯)
  1. まずカップに乳脂肪を入れ、グラスフェッドバター、砂糖、MCTオイルを加え電子レンジで加熱します。ここで沸騰させないように気をつけます。70度以上になったら、取り出し、泡立て器でよく混ぜます
  2. コーヒーをカップに100mlほどコーヒーを入れ、1でつくった、カクテルミルクを加え、軽くかき混ぜればできあがり! お好みで牛乳を入れて割るとコーヒーが苦手な人でも飲みやすくなります。

ここで、こだわりたい人や牛乳イヤイヤな人は、砂糖を甜菜糖やココナッツシュガーにしたり、牛乳を豆乳に変更してもOKです。豆乳で作る場合は、乳脂肪ではなく植物ミルクやコーヒーフレッシュを乳化剤(笑)につかってもいいかとおもいます。

中鎖脂肪酸の多い油をドカっと取ると、確かに満腹中枢がハックされるようで、空腹感がサクっと消えます。この状態を作り出すのには最小限の糖類が必要なようで、いわゆるエンジンのスターター的なところです。このバターミルクコーヒーの効果は3~5時間くらい続くのですが、急激にカクンと腹が減ります。このタイミングでドカ喰いすると元の木阿弥なので、再度飲むか、軽い食事、バナナやナッツ類などの間食にするといいと思います。そしてこのレシピ、コーヒーなので、肝心の夕食には使えない(カフェインで眠気が阻害される)という問題があり、これを解決したレシピも実はあるのですが、それは、大人の事情でもう少し先に公開します(笑)。

image by: Shutterstock.com

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シリーズ15万部以上の不謹慎理系書「アリエナイ理科ノ教科書」著者。別名義で「本当にコワい? 食べものの正体」「薬局で買うべき薬、買ってはいけない薬 」などを上梓。学術誌から成人誌面という極めて広い媒体で連載多数。

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【著者】 くられ 【発行周期】 週刊

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