大卒の学生の就職率も上がり、就職難の時代は終わった、などと言われている昨今ですが、日本企業に就職する優秀な新卒の人材が減っていると実感しているのは、会社のコンサルを生業としている、ツイッターユーザーのぱんだまつり@減量中(@ktkr4510)さん。
英語がそこそこできる大学生の多くが、オーストラリアに行って就職してしまうパターンが増えていて、優秀な新卒が減っているそうなんですが、一体どうしてなのか、さっそく以下のツイートをご覧ください。
去年から薄々感づいていたけど大学生の新卒、本気でとりにくくなってる。英語がぼちぼち使える、程度だと簡単にオーストラリアで働いて奨学金返そうとしてるわな。そうだよなあ。週4勤務で22歳で40万貰えたらそりゃそっち行くわ。週1日は勉強の時間に費やして、向こうで就職、のパターン多すぎる
— ぱんだまつり@減量中 (@ktkr4510) 2017年10月31日
なんと、22歳が週4勤務で月収40万! これは日本で働きたくなくなるのも無理はありませんね。。。
しかも、奨学金を返すためなら、日本よりもオーストラリアの賃金のほうが早く返せそうですし。
ぱんだまつり@減量中さんのツイートは、まだまだ続きます。
日本じゃ地方だと週5で手取り20万いかないからな…奨学金抱えてる子は現実的に返済しようとしたら日本じゃ働かないわな。高給取りのイメージある士業でも返済がかつかつとか止まってるとかよく聞きますもん…昔は新卒海外はできる子がいくイメージだけど今は違うわ。中堅の商学部とかでも普通に行く
— ぱんだまつり@減量中 (@ktkr4510) 2017年10月31日
顧問先が新卒取れなくて発狂してるパターン多いんですが。特に安く使いたい営業戦士としての偏差値中堅私立卒の商学部・経済学部あたりがもう取れなくなってる。残ってるのは海外に行けないレベルの、マジでウェイしかできないタイプの子。まぁ、給料と将来性の差で切り捨てられてるのよ、日本の企業。
— ぱんだまつり@減量中 (@ktkr4510) 2017年10月31日
ちょっと、ここ数年薄々感じていたけど、去年から加速度がヤバい。それで企業はなんとか自社アピールとかアットホームな職場です!を頑張ってるけど新卒が見るのは条件と将来性だから、条件(週5勤務、手取り二分の一)将来性(英語を使って広く仕事ができる)って時点で完全に負けてるから
— ぱんだまつり@減量中 (@ktkr4510) 2017年10月31日
どうしようもないんだよなあ。だって教育で「英語を使ってグローバルな人材へ!」って口酸っぱく言われて育った世代だからグローバルな仕事するのが正義だと思うじゃん。でも日本企業じゃそれが出来なかったら出ていくに決まってる。今まで教育をそうしてきておいて日本で安く働いてねはもう通じないよ
— ぱんだまつり@減量中 (@ktkr4510) 2017年10月31日
まぁ私は会社側をコンサルする人間なので会社に人材確保系セミナーやってめちゃくちゃ儲かってるのでありがたいんですが。今年ボーナスちょっと増えそう!るんるん!このボーナスはアキヘクのえっちな本印刷の原資になります。セミナーやってるけど焼石に水どころか森林火災にヤクルトレベルなんだけど
— ぱんだまつり@減量中 (@ktkr4510) 2017年10月31日
こんなセミナー受講してコンサル入れるぐらいなら従業員の賃金上げた方がいいよとは思う。言わないけど。
後、従業員の賃金の上げ方を知らない企業が99.9%。日本企業恐ろしい。だからこれから先スキルついたら転職ってのを常に考えてた方がいいよ。給与は上がらない。企業が上げ方を知らないから— ぱんだまつり@減量中 (@ktkr4510) 2017年10月31日
この一連のツイートには、多くのツイッターユーザーがRT、いいね!をつけています。そして「賃金上げても手取りが増えないと意味がない」「いま豪州ですが週3日で月30万もらってます」などなど様々な意見も寄せられていました。
あなたは、この日本企業の現状をどう思いますか?
※本記事内のツイートにつきましては、Twitterの埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。
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