テレビが時代遅れになる日は近い。選挙を変えたネット動画の威力

 

そんな嘘を嫌う日本人に「朗報」があります。「ネット動画」の存在です。今月号の「正論 ネットバスターズ」もこれを中心に取りあげています。

ネット動画とは「自動再生」するもの全般を指しますが、本稿においては選挙期間中は「生配信」、通常の選挙活動としての「ネット番組」を指します。

生配信とは地上波テレビにおける「生中継と同じで、ネット番組はいわゆるテレビ番組と同じく、収録し編集して配信しています。

政党や候補者が配信するものもあれば、支持者や、反対にアンチが「晒す」目的で配信しているものもあります。そしてどちらも「」です。

今回の選挙戦でいえば、安倍晋三首相が街頭演説に立った際、「安倍ヤメロとプラカードを持つアンチ派が、いかに少ないかを安倍・自民支持派が撮影し配信していましたし、このアンチ派だけを撮影し続けるTBSの撮影クルーの映像も拡散されています。

いわば現場の「の少ない情報をネット動画により得ることができる時代になったということです。もちろん、撮影テクニックを駆使すれば、生配信でも情報操作は可能なので「少ない」としておきます。

選挙戦最終日の秋葉原での安倍首相、自民党の最後の街頭演説にも、先の都議会議員選挙で野次を飛ばした「こんな人たち」の姿が多少は確認できていました。しかし、あくまでレアな少数派で、また安倍・自民党支持者だけではなく、パヨクとマスコミがタッグを組んでの偏向報道に憤りを感じるネット民が多数待ちかまえていたこともあってか、「こんな人たちの思惑は粉砕されました。

これには伏線があり、千葉県柏市で行われた街頭演説で、妨害する「こんな人たち」に対して、通りすがりのおばちゃんが演説邪魔するなお巡りさんどうにかしてと抗議する映像がネット上では拡散されており、札幌市内の演説でも「こんな人たちが支持者により排除される光景が共有されています。

荒天の中、わざわざ秋葉原まで足を運び、首相の演説を聞きに行った文字通りの「市民の声(ただし安倍・自民党支持者)」の前に「こんな人たち」が現れたらどうなったことか。ビビってこなかったという声もありますが、私は先の都議会議員選挙での行動を自省したと信じたい(棒読み)。

生配信の存在が、マスコミに嘘をつかせないようにしている。だから嘘を嫌う日本人にとっての「朗報」なのです。

print
いま読まれてます

  • テレビが時代遅れになる日は近い。選挙を変えたネット動画の威力
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け