ネットにはネットで。小さなリアル店舗がアマゾン通販に勝つ方法

 

スポーツショップのネット活用実態

このホームページのことを調べていくと、スポーツショップの取り組みが遅れていることが分かります。たとえば、ある地区の大手チェーン以外の主力スポーツショップ64店を見てみました。そのうち、ホームページがあるお店は13店です。ブログを書いているお店は2店、フェイスブックページを持っているお店は5店、メルマガを出しているお店にいたっては、たったの1店という状況です。

皆さん店売りに力を入れておられるからなのでしょうか。しかし、だからといって、ネットの活用をしないで良いという理由にはなりません。総務省の調査によれば、日本では83%の人達がインターネットを使っています。そして、スポーツショップの中心顧客である中高生は98%がスマホを使っています。そうした時代にホームページさえ持っていないのは、いかにもネットの力を軽くみている証拠です。

いえ、私は楽天やヤフーなどの出店サイトに店を出して、ネット販売に力を入れろと言っているのではありません。ネットショップはそれなりにリスクもありますし、店売りとは違った運営力も求められます。価格競争に巻き込まれて、立ち行かなくなってしまうことだってあるでしょう。私が言いたいのは、ネットショップはともかく、せめてホームページくらいは持ってほしいということです。

そして、さきほどの地区のお店のホームページを見てみました。ホームページを持っておられる13店のうち、ちゃんとしたホームページだと思えたのはたったの5店です。あとの8店は、ページを作りっぱなしでほとんど更新されていないとか、まるで素人が作ったようなデザインだとか、とても残念なホームページになっています。これでは、お店をショールームにされてもお客様に文句は言えません。では、どうしたら良いのでしょう。

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