なぜ一人の好き嫌いを許すと、家族全員が不幸になってしまうのか

maihana20171120
 

夫はトマトが苦手、長男はピーマン、長女はにんじん…など、家族の嫌いな食材を献立に入れないようにすると、調理にとても手間がかかり、料理をするのがだんだん嫌いになりそう。一体どうしたらいいのでしょうか。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、「好き嫌いは人生を不幸にする」とした上で、その根拠と作る側の心構えを記しています。

嫌いは不幸の始まり

さて、本日は最近よくある不幸のお話。

家事系のメルマガを書いて数年。家事苦手さんからいただいたメールを見ていると多数の方が片付けを苦手としているようです。

でも、これも片付けに劣らないくらいタイヘンだなあと思うのが、料理が苦手(;0;)というタイプです。もちろんその原因はいろいろあるようなんです。

  • 食べること自体に興味がない
  • 料理のダンドリが悪い
  • レパートリーが少なくてつまらない
  • 家族が揃わずせっかく作ってもムダになってしまう
  • 美味しいのかどうかよく解らない

うん、まあ、いろいろあるよね。でも、それは今回の場合、これらを個別にモンダイにするつもりはないんですよ。今回モンダイにしたいのは「自分や家族の食べ物の好き嫌いが原因」の場合です。たとえば、「家族の誰かがピーマンが嫌いなので、青椒肉絲や肉詰めピーマンは作らない」というヤツです。嫌いな食材がヒトツやフタツくらいならなんとかなるかもしれませんが、複数の家族が各々複数の嫌いな食材を持ち、それを外すような献立にするとすれば、毎日の献立や料理は、そりゃトッホ~~~もなくメンドー(@@;; になってしまいます。

………ま(◆_◆)、正直なところですねえ、もともと食べ物の好き嫌いにきわめてキビシー態度を取る私からすると、嫌いなものを出すなとかヌカしやがる不逞のヤカラが家庭内に跋扈しているなんて、およそ信じられません。「ここへ来て正座しろや。説教しちゃる」くらい言ってやりたいですね。いかん、書いているだけでムカついてきた。

嫌いな食べ物を作ることの害悪については、これまでのメルマガで繰り返しお伝えしてきました。人生では食べ物に限らず、音楽でも絵でも仕事でも花でも人でも、なんでも好きなものが多いほど幸せになれるんですよ。あまりにもアッタリマエですよね。

それなのに自分の身体と命を支えてくれる食べ物について嫌いなものを作ってしまうのは不幸になってしまう瞬間が食事の回数分あるということです。だって、嫌いな食べ物が出てきたらそれだけで「ウゲゲゲ(★_@)」とか思うんですよ。好き嫌いのない人の「わあ、これ好き(^ー^)♪」と比べて、絶対的にウゲゲゲ回数が多いですよね( ̄∇ ̄)。

ね、これでも嫌いな食べ物を克服しようとする気になりませんかね? まあ、幸せになりたくないならかまわないけど。

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