はれのひ株式会社のホームページなど
現在は消されてしまっている「はれのひ」のホームページを見てみると、比較的安めの設定であるが、ニュース報道では、20万円台〜90万円台までその被害額は相当なものだと考えられる。
「〇〇円から」という表記の価格帯表示には、その先のオプションや振袖のデザインによっての値段の増減も当然あり、Twitter上で確認できる被害者報告を見る限り、被害額の中心帯は40万円前後だと推定できる。
仮に被害額の平均が40万円台であったとしても、被害規模は500人は超えるものと考えられ、被害総額は2億円は下らないだろう。
また、店舗については情報が錯綜しているが、みなとみらい店、横須賀店、福岡天神店、八王子店、つくば店、柏店がオープンされたものとして記録があり、「はれのひ」のInstagramでは、「みなとみらい店」「八王子店」「つくば店」「博多天神店」がCMされていることから、事実上動いていたのは、この4店舗であろうと考えられる。
成人の日当日に営業を強行したのは、「博多天神店」のみであり、それ以外の店舗は成人の日の前、1月6日〜7日には閉鎖されていた。
登記上の創業は平成23年となることは完全な事実であるが、ホームページでは、「※」で2008年創業と表記されていた。つまりは、2008年には代表取締役のS氏が個人で事業を始めているということを言いたいのだろう。
本件はれのひ事件についての怪情報
代表取締役S氏については、ネット上ですでに写真が出回っている。
この写真の触書は英語と中国語で書かれているが、「上海」で「婚礼文化」の関係者と2010年と2012年にS氏が会合をした記録であることがわかる。
ただ、2010年に関しては、「シーン・コンサルティング株式会社」設立前であり、2012年については、創業後に横浜でコンサル業から店舗を運営する立場に事業形態を変えた直後である。
この写真の情報からか、S氏は日本人ではないという情報が流れたが、記録によれば、S氏は茨城県の出身である。 また、FacebookをS氏が更新し、上海に逃亡したという怪情報が流れている。
確かに、上海における人脈があるS氏だが、 中国国内でFacebookの更新ができるだろうか、確か中国にはファイアウォールがありアクセスできなかったのではないだろうか。投稿日や位置情報は編集できるから、なりすましの要素が強くあり、この情報については信憑性がないと判断できる。
つまり、S氏が上海に逃亡していると決めつけるのは時期尚早であるのだ。ただ、この「はれのひ事件」では、急遽に逃亡するXデーを決めてから事にあたっている可能性が極めて高いため、逃亡先が海外である可能性は否めない。