自殺寸前からの逆転劇。故郷に奇跡を起こした「雪塩」誕生秘話

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地方自治体が頭を抱える「過疎問題」。しかし、明確な解決の糸口は今も見い出せていません。そんな中、とある親子の「郷土愛」が人口減に悩んでいた故郷を救い、空前の「塩ブーム」を巻き起こしています。「テレビ東京『カンブリア宮殿』(mine)」は、放送内容を読むだけで分かるようにテキスト化して配信。観光事業の失敗で借金3000万円、それでも故郷の宮古島を救うためのチャレンジを続けた親子が手にした奇跡とは?

「第2次塩ブーム」到来~客殺到!日本初の専門店

週末になると長い行列ができる東京・三鷹市の「トーホーベーカリー」。客のお目当ては、焼きあがった熱々もっちりの「GOLD塩バターロール」(110円)だ。

おいしさを生むのはこだわりの塩。使っているのは「オーストラリア産天日塩」。オーストラリアの海水を太陽光で結晶化させたまろやかな旨味を持つ塩だ。ところが、それをしっかりと生地に練り込むと、今度はその上に全く別の塩をまぶし始めた。粒が粗くグレーがかった「フランス産ゲランドの塩」。フランス西海岸で1000年前から作られる歴史ある塩だ。そんな2種類の塩を組み合わせることで、塩バターロールは1日1000個を売る看板商品になった。

「塩の中にも味わいや甘さがある。特徴をうまく生かすことがすごく大事なんです」(店長・松井成和さん)

実は数年前の塩麹などのブームに続き、今、まさに「第2次塩ブーム」が起きている。スーパーには塩味のドレッシング、塩のキャンディ、さらに塩を使った飲み物まで、あらゆるジャンルで塩商品が溢れている。

そんな空前の塩ブームを支えているのが、東京・墨田区の「東京ソラマチ」でひときわ客を集める「塩屋(まーすやー)」。日本初の塩専門店だ。

店内で客が味わっているのは塩。実に360種類を取り扱っている。日本各地から集められた塩はもちろん、海外の珍しい塩も。例えばペルーで作られる「インカ天日塩」(100g324円)。標高3000mの渓谷にある塩田で地下から湧き出した塩水を結晶化させた塩だ。一方、南米ボリビアの「ウユニの塩」(360g505円)は、天空の鏡といわれる絶景のウユニ塩湖で、乾季になると自然結晶して生まれる神秘的な塩だ。

客を熱狂させる塩はそれだけではない。「ステーキの塩」(38g496円)は、ステーキ用に塩と調味料をブレンドした「合わせ塩」。粗く挽いた黒胡椒とガーリックが肉のうまみを最大限に引き立ててくれる。ソースが要らずおいしいステーキが楽しめる便利さが人気になっている。

「合わせ塩」は他にも。女性に人気の「ドレッシングソルト」(36g597円)には8種類のハーブとたっぷりのオニオンチップが入っているから、マヨネーズと混ぜるだけで簡単にタルタルソースの味が再現できる。「塩屋」にはつい使ってみたくなる塩が満載なのだ。

その中で気になる人気ナンバーワンは、塩ブームを牽引する「雪塩」(120g648円)。「雪塩」はまるで粉雪のようなパウダー状の塩独特の甘味があるまろやかな味が特徴だ。他にない味わいからいろいろなジャンルでも引っ張りだこ。沖縄土産で大人気の「雪塩ちんすこう」や、全国のスーパーで飛ぶように売れている雪塩入り「濃いめのカルピス」など、コラボ商品でもヒットを連発している。

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