タクシー運転手の「トイレ」すら許さない、理不尽な駐車禁止の実態

 

Kさん:同僚は不公平だと平等に取り締まっていない駐車違反を訴えるも「300円をケチっているから駐車違反になるんだよ」と言わんばかりな警察官の対応で不愉快な思いをしたと言ってました。その対応してくれた警察官の名刺だけ貰って会社へ戻り、諸々の報告をしたところ、係長がその警察官の名刺を見て「あ、コイツは高校の時の同級生で一緒の野球部だったヤツだ」と。

吉田:へー。偶然にも名刺で同級生と分かったと言うこと……結構特徴的な名前だったとか?

Kさん:はい。かなり特殊な苗字の人だったらしく、同級生は警察官になって地元を離れたと伺っていたそうです。

吉田:段々読めてきました。その係長が同級生の警察官へ連絡入れて駐車違反をチャラにさせたという流れで間違いないです……よね?(笑)

Kさん:はい。ビンゴです(笑)。係長は早速翌日に警察署へ電話入れて同級生と食事の約束を。そして飲み食いした費用はタクシー会社の経費という流れで……って考えるとこれも立派な賄賂ではないかと思ったりしてます(苦笑)。

吉田:いや~、立派な賄賂です! 接待という名の賄賂って言うほうが正しいでしょうね~。結局のところ、警察内部に知り合いがいるとこうやって交通違反はチャラにできるのは昔からありましたが、まさかの高校の同級生っていうのは中々珍しいケースだと思います。Kさんの同僚の方が名刺を貰ってこなかったらこの流れにならなかったわけですし、運命のイタズラにしか思えません!

<次回へ続く>

image by: Thitisan / Shutterstock.com

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私を知る方の多くは「ビデオゲーム関係に強い映画人」なるマスメディア人的イメージが定着してますが、パーキングメーターが59分までならば厳密的に路上駐車が未納状態で可能という事実を2015年に公表したことで環境が一変。以降多くの相談事や取材申請等話を伺いたいとのリクエストが多数来まして、少しでも人助けができるならばと思い、自称・交通ジャーナリストの肩書で有料メルマガへこの度参戦させて頂くことになりました。運転者への有益情報や会員の方々から募った質問を代表して警察へ聞きに行ったり等、お得なネタ盛り沢山!

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