また、時間に関するものも忘れてはいけません。日付や時間などは、ちゃんと相手に伝わるようにゆっくり丁寧に話さないと、思わぬ事態を招くこともあります。特に「言った言わない」の水掛け論にもなりやすいポイントなので、ゆっくり丁寧に話しましょう。
そして、販売や営業にとって重要なのが、「最大のウリ」です。商品やサービスのウリ(売り)ポイントですね。実はこれを早口に、パパッと話してしまう販売員が多いのですが、とても勿体無いです。なぜなら、パパッと話すと、それが最大のウリなのだと相手に伝わらないから。そこまでの話し方と何も変わらないと、せっかくのウリが伝わらないんですね。
これを、そのウリの部分だけ、スピードをコントロールして、ゆっくり話してみると全然伝わり方が変わります。「あぁ、ここがポイントなんだな」と自然に伝わっていくのです。
よく意味がわからないと感じる方は、通販番組を見てみてください。通販番組では、通販会社のプロ達が巧みな話術で購買意欲をそそるような商品紹介をしていますよね。これをよく見ていると、商品紹介の最中でも、一般的な機能はザーッと早口に説明しているのに、最大のウリと思われるポイントは、ゆっくり話していることが多いのです。
「そして、なんと!」みたいなクッションを入れて、注目を引くテクニックなども入っているのですが、これがとにかくわかりやすく耳に入ってきます。彼らもまたプロフェッショナルなので、きちんと相手に伝わるように、話すスピードコントロールを行なっているのです。
どんなポイントで話すスピードをコントロールするか。自分の接客を書き出してみて、検討してみるのもいいかもしれませんね。
今日のおさらいです。
話すスピードをコントロールして、相手にきちんと伝わるようにする。
image by: Shutterstock.com