一方、NTTドコモは、素直にLTEといえばいいものを「Xi」という独自ブランドをつけて大失敗した経緯がある。
NTTドコモがXiと語る一方、他社はLTEや4Gで通した。結果、「NTTドコモはLTEをやっていない」という間違った認識が一般に広まるという苦い経験もある。その後、LTE-advanced導入時に「PREMIUM 4G」という名前に変えてきたりと、なんだか一貫性がまるでない状態に陥ってしまった。
技術の進化のたびに名前を変えるということをすると、あとあと辻褄が合わず、面倒なことになりかねない。
5Gに向けてNTTドコモとしても慎重になっているようで「ブランディングの問題なので、社内で議論している」(中村室長)という。
これからは、広告代理店に余計なお金を払って違った名称をつけるより、素直に「5G」というサービス名称を通した方がいいのではないか。
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