山本五十六の名言を、接客のプロが新人研修に生かす当然の理由

 

しかし、このことを忘れてしまいがちなのが、教育者です。

「まぁ何でもいいからとりあえずやってみてよ」
「失敗してもいいから一回やってみてよ」

とだけ伝えて、店頭に放り投げてしまうお店は案外少なくありませんが、これではやらされる側のスタッフは動くことができません。やり方もよくわからない、誰かの動きを見たわけでも、説明をきちんと受けたわけでもないのに、行動なんてできるわけがないのです。

ひどい場合だと、そんな状況になっているのに、

「何で動かないんだ!」
「どうして声もかけられないんだ!」

なんて叱ってしまう人もいます。そりゃ、次の日から出勤してこないなんてことになっても、仕方のない話です。わからない人に、わからないままやらせても成果は出しようがありません。まずは実際に見せて説明してそこから動いてもらう。そんな教育の順序を忘れないようにしたいですね。

ちなみに、山本五十六司令長官の言葉には、冒頭に紹介した後の続きもあるので、気になる方はぜひ調べてみてください。

今日のおさらいです。

  • 人を育てる時には、いきなりやらせるのではなく、まずは見せて聞かせてから。

image by: WikimediaCommons

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【著者】 坂本りゅういち 【発行周期】 日刊

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