村上春樹の「働き方」が、昔の小説家と正反対すぎて目からウロコ

 

1日の時間の使い方は会社員でも応用できる!

時間が自由になる人であっても、否、自由になるからこそ集中すべき時に集中し、最高のパフォーマンスを発揮できる時間管理を確立することが大切です。

そして実は、これは就業時間が決まっている会社員であっても同じです。確かに始業時間等は決まっていますが、その時間内に何をするかをつぶさに見てみると、自由に使い方を決めている時間が必ずあるものです。

デスクワークでは、一人でパソコンで作業をしている時間は、どのタスクを行うか自分で管理しているはずです。また、短時間の休憩は、自由な時間に行えることも多いでしょう。外回りであれば、より自分でコントロールできる時間は増えます。

同様の仕事を長くこなしているうち、もっとも仕事がはかどり質が上がる最適な時間の使い方が見えてきます。メールチェックなどのルーティンの仕事は、どの時間帯に行うのが最も効率的なのか。

頭を使い、集中すべき仕事はいつ行うと質が高くなるのか。電話対応や来客、会議など、自分ではコントロールできない仕事が入りやすい時間も考慮しながら決めていきます。

一定時間ごとに強制的に休憩を取るということも、長時間仕事をする際には有効です。

外部の人とアポイントを取る時間も、自分で決められるのであれば、ほかの仕事が最もうまくいく時間を迷わず指定することができるようになります。

スケジュールは、机上で単純に時間を割り振ってもうまくいきません。何度もテストしながら最適解を導き出す必要があります。

自分が動きやすいスケジュールの立て方がわかれば、スケジュールに受動的に動かされるのではなく、時間を自分のものとして、長期的に成果をもたらすものにできるはずです。

集中力は僕の人生で一番幸福をもたらしてくれるものの一つですね。集中できない人って、そんなに幸せではないでしょう」(村上春樹)

今日は、ここまでです。

image by: WikimediaCommons(Galoren.com)

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【著者】 谷原誠 【発行周期】 不定期

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