日本大学アメフト部の選手が緊急会見で関学選手に謝罪。悪質タックルは「監督、コーチの指示」
悪質タックル問題で騒動となっていた、日本大学アメフト部「日大フェニックス」に所属していた選手が22日午後3時前、都内の記者クラブで会見を行い、関西学院大学アメフト部所属の被害者らに謝罪するとともに、「(タックルは)監督、コーチの指示」だったことを明らかにした。
サイバーエージェントとテレビ朝日が共同出資して設立した株式会社AbemaTVが運営するインターネットテレビチャンネル「AbemaTV」は、「AbemaNewsチャンネル」でこの記者会見の模様を生中継で放送した。
● 【速報】アメフト“悪質タックル” 問題で危険なタックルをした日大選手本人が緊急会見(現在は終了)
関学大選手を負傷させた日大の宮川泰介選手(20)は、「顔を出さない謝罪はないと思い、決意した」と会見を開いた趣旨について会見冒頭に代理人を通して説明。
その後、自らの口で「悪質タックル」に至った経緯を説明。試合の3日前にメンバーから外され、その後、コーチを通じて「相手(関学大)のクオーターバックを1人潰せば(試合に)出してやる」と、前監督の内田正人氏(62)からの指示を受けたという。
宮川選手は「ここで断ったら後がない」と思い、悪質タックルをやる意思を示したという。また、試合直前には前監督やコーチから「やらなければ意味がないよ」などと再三、タックルの指示を確認されたという。
今回の騒動について宮川選手は「監督、コーチの指示があったとはいえ、自分がやったことは変わらない。とても反省している。プレーに及ぶ前に自分で正常な判断をすべきだった」と反省の弁を口にした。
この会見に対する日大側や元監督、コーチ側の反論などは現在のところなく、選手に指示をした側が今後どのような対応を取るのか注目される。
「AbemaNewsチャンネル」では、夕方以降のニュースでも同会見の様子を伝えるとしている。
(随時更新)
image by: AbemaTV