大阪地震支援メッセージを日本語で発表した台湾総統のブレない絆

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6月18日に発生した大阪北部地震。不幸にも5人の方が亡くなり400名以上の負傷者を出したこの災害に、台湾の蔡英文総統は日本語での支援メッセージをいち早くツイートしました。台湾出身の評論家・黄文雄さんは自身のメルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』で、日台間における支援の応酬は習慣化した感があるとした一方、JALとANAが台湾の表記を中国側の強要で「中国台湾」にしたことについて、台湾外交部が両社に抗議すると発表したとの報道も紹介。日台関係を重視する一方で、親交国であろうと抗議すべきは抗議する蔡英文政権のぶれのなさを評価しています。

※本記事は有料メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』2018年6月19日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:黄文雄(こう・ぶんゆう)
1938年、台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院修士課程修了。『中国の没落』(台湾・前衛出版社)が大反響を呼び、評論家活動へ。著書に17万部のベストセラーとなった『日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか』(徳間書店)など多数。

【台湾】大阪地震への支援表明した台湾が目指す華僑支配からの脱却

大阪の地震、台湾のトップが日本語で表明 「出来る限り支援をする用意ある」

6月18日震度6弱の地震が大阪を襲いました。死傷者が続々と出る中、蔡英文総統の反応は早かった。地震当日に、ツイッターで支援の意思を日本語で表明したのです。以下、報道を引用します。

ツイートは午後1時半ごろ、安倍晋三首相の投稿を引用リツイートする形であった。

 

“日本の近畿地方で発生した地震で被害に遭われた日本国民の皆様に謹んでお見舞い申し上げます。また、被害に遭われた方々の速やかな回復と被災地の早期復旧を心からお祈り申し上げます。台湾は震災後の動向に注目していくとともに、日本に対して出来る限り必要な支援を行う用意をしています。”

 

蔡総統は、日本の被災者を気遣い、必要になれば国をあげて支援をする考えを表明。直後には、この日本語のツイートを英訳して、世界に向けてメッセージを発信した。

東日本大震災以来、すでに日台間における支援の応酬は、互いに習慣化した感があり、今回も蔡英文総統の発信を受け、ネットでも台湾の人々からの応援メッセージは数多く寄せられました

そうした蜜月状態にある日台関係ですが、同時に台湾の外交部が日本のJALとANAに台湾の表記を「中国台湾としたことに対して抗議をしました。

JALとANA、「中国台湾」と表記を変更 台湾は抗議

これは、中国側からの強要で、それに従わない場合は中国の法律違反として処分する構えを見せていました。

これを受けて、5月下旬までに、エア・カナダなど世界の航空各社18社がホームページを修正し、JALやANAも対応を検討した結果、両社の広報部は共に「中国側、台湾側、それぞれの利用者が閲覧する画面において、分かりやすく、受け入れやすい表示に切り替えた」と表明しました。これを受けて台湾の外交部は、日本の航空会社への抗議を表明する一方で、国際社会に対して、「中国の無理な要求を拒む道徳と勇気を発揮してほしい」と呼びかけたということです。

蔡英文政権の立場ははっきりとしていてブレていません。日台関係を重視する一方で、親交国であろうと抗議すべきは抗議する。台湾はどういう立場でありたいかをしっかりと国内外に示しています。そうした政府の態度は、台湾の人々に明確なアイデンティティを示し、安心感を与えるに違いありません。

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