ですが投資をしなければいつまで経っても現状維持のまま。小さな魚を都度食べてしまうだけでは大物のいる海に出られません。安穏と暮らしていたら自分の理想は叶わないんですね。
しかしながら大抵の人はリスクを目の前にすると思考停止します。投資には見えない不安がつきものですから、それよりも今手持ちの現金で出来る事に考えを巡らせた方が楽しいから、そちらに逃げてしまうんですね。
例えば「10万円自己投資しよう」と思ってもそのお金を振り込むまでの間に
- 本当に増えるのかな、ゼロになったらどうしよう
- 他にもっと良い投資先があるんじゃないかな
- 10万円だったら何が買えるかな?旅行も出来るな
とか色々考えてしまうんですね。そして行動を棚上げし、いつの間にか投資する事を忘れてしまいます。
ただし、どんな投資にもリスクはつきものですから、不安が生じて思考停止になるのは当然です。人には危機回避欲求が本能的に備わっています。そこで大切なのは投資額をあくまでローリスクの範囲に抑える事。釣りの話しのようにまずは「小さな魚を捕まえる」事から始めればリスクを抑えられます。
そしてもう一つは投資対象を「リスクと便利さ」のどちらが強いかでジャッジする事です。投資する際に悩んだら、
- その投資対象は世の中を便利にするものか
という点で検証するんです。その投資対象が持つ「リスク量と便利さ」を天秤にかけるんです。投資にリスクを感じても、それが将来、多くの人に便利さを提供出来るものであれば投資可能と判断します。