「お金」と生き方
実際に「ほめ日記」を書くようになって収入が増えた、起業した、昇進した、営業成績が上がった等の報告は珍しくありません。
それは、「ほめ日記」によって、心身のバランスが整い、自己尊重感が上がり、それに伴い必要な能力がアップし、勇気、自信などがしっかり身についてくるからだと思います。自分自身の中から、より良い力や意識を引き出し、仕事にも生活にもハリが出て積極的になれば、肯定的な良いエネルギーが満ちてきます。そのことで、外からもイイ話がきたり、チャンスがきたり、良いものが引き寄せられている――ということだと思います。
単に欲だけで「たくさんお金が欲しい」と執着していると、一時的にイイことはあっても、やがて、思考の片寄り、欲望の片寄りから、マイナスを引き寄せることになる、と私は周囲を見ていて思います。
お金について考えることは、「お金」の出入りだけでなく、「お金」そのものについて、どう考えるのか──お金との付き合い方についても“自分なり”の考えをもつことが大事だと、思います。
お金持ちになるメソッドを書いた本やセミナー等は、たくさんありますが、自分なりの考えを持っていないと、振り回されることになります。本に書いてある通りのことを実践しても、お金持ちにならないという人も大勢いると聞いています。中にはお金持ちになった人もいるでしょう。しかしその人たちはごく一部の少数の人たちだとも聞いています。
「お金」そのものは、善でもなく、悪でもありません。お金を得る手段は何なのか、得たお金はどのような使い方をするのか──それによって、善にもなれば、悪にもなるものです。お金との付き合い方は、自分はどのような「生き方」を望むのか、に関わってくるのだと思います。
image by: Shutterstock.com