「たかが食中毒」と、なめてかかってはいけません。腹痛で苦しむだけならまだしも、サルモネラ菌・大腸菌O157・ポツリヌス菌などは、重篤の場合には人を死に至らしめます。特に、抵抗力の弱い幼児や高齢者は要注意です。今回の無料メルマガ『美容と健康ひとくちメモ』では、お弁当作りでの食中毒を防ぐ、手間がそれほどかからないちょっとした工夫が紹介されています。
お弁当を腐りにくくする方法 消毒
お弁当には、作ってから口にするまで、むし暑い日や行事のときでも数時間のタイムラグがありますよね。
せっかくの手作りなのに食中毒を招いてしまったなんて悲劇を起こさないためにも、時短&安全度UPのための保冷テクや調理段取り、詰合せなど、ポイントをご紹介します。
包丁、まな板、ふきん、スポンジなどの調理グッズやお弁当箱は、週1~3回ほどのペースで消毒するのがオススメだそう。方法は、
1.熱湯消毒
消毒したい調理グッズをシンクに置き、80℃以上のお湯をたっぷりと全体にかける。
2.漂白剤消毒
市販の台所用漂白剤につけ置きする方法。お弁当箱も、週1回ほど消毒すると安心だそう。液の分量や時間は商品の表示を必ず守り、消毒後はしっかり流水ですすぎましょう。
3.日光消毒
洗った調理グッズを乾かすとき、ついでに直射日光に5~6時間当てて、紫外線による天然の殺菌を。この際には排気ガス、砂ボコリ、鳥フンなどには十分要注意しましょうとのことです。
お弁当を腐りにくくする方法 まな板
食材から食材へと菌が移るのを避けるために、肉、魚用と、野菜、加工食品用とで分けて使えるようにまな板は2枚用意した方がいいそう。
また、洗って乾燥させた清潔な牛乳パックを、肉、魚用の使い捨てまな板に利用するのもオススメだとか。
肉や魚、加工食品だけでなく、気温の高い季節には生野菜も避けるのがベスト。カットしていないプチトマトは生で入れてもOKですが、洗った水気はきっちり拭き取っから入れましょうとのこと。
お弁当箱の余計な水分は、菌が繁殖するもとになるので、煮物は、ざるなどで煮汁をしっかりとり、カットフルーツは別のパックに入れるのがベター。
火を通したら、手でさわらないようにする。肉や魚は火を通す前に一口大にカットすれば、加熱後に手で触ることなくお弁当箱にINでき、熱も中まで通りやすくなるそうです。
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