身体中に内出血も「いじめ」を認めぬ校長と探偵の壮絶バトル

 

学校側の主張

学校側は、

「頬を軽くはたく」というイタズラやからかいがあり、A君が精神的に辛くなってしまったことは、指導が行く渡らなくて申し訳ないと思っているが、B君らは悪気があったわけではなく、A君がいつも元気がなかったから、盛り上げてあげようという「配慮に欠く」対応をしてしまった。B君らは、とても反省をしており、A君には直接謝りたいと言っている。

と、この件につき保護者に口頭で報告している。

それより、A君はいつ登校するんですか?

体調不良といっても、数日で回復するでしょう?

あまり休むと、勉強についていけなくなったり、今度はズル休みをしていると、いじめの対象になってしまいます。

迎えに行きますよ。

もっと強くならなければ、大人にだって色々嫌なこともありますから。

高校に進学できなくなりますよ。進級を認めるのも、このまま休み続けるなら、考えなければなりませんよ。

学校側の保護者への電話の大半は上の言葉で占められていた。

保護者から、「頬を軽くはたく」のレベルではなくて、「殴るのレベルです」と言っても、みんな軽くはたいただけと言っていますと言い、それ以上は、学校は言及はしなかった。

また、「つねる」は暴力とまでは言わないとして、いじめについては完全に否定した。そして、これを暴力だとしていじめだというならば、A君には何らかの障害があるだろうから検査を受けるように強く勧めてきたのだ。

調査

この状況を受け、私はA君の小学校時代の同級生とその保護者の中で協力を受けることが可能な人物をA君の保護者に依頼し、承諾が得られた順に話を聞いて回った。

そのうちの一人、D君は、B君に「殴れ」と強く言われて、A君を殴ってしまったそうだ。ただ、一発目は軽く叩き、それではダメだと、B君に「もっと強くやれ!」と脅されて、思いっきり殴ってしまった

実はD君も、その日から3日間ほど、学校を休んでいた。理由は思いっきり殴ってしまった罪悪感からであった。また、彼は先生からの聞き取りは受けていなかったし、実際のところ、担任の先生が聞き取りをしたのは、B君とその取り巻き3人ほどであった。

女子生徒E子さんは、A君がつねられる様子を見ていた。廊下をA君が歩いていると、B君ら5~6人が廊下の左右に別れ、A君を追いかけるようにして左右から何度もつねり、A君がうずくまっていたということであった。

また、最寄りの整形外科で診察してもらったところ、脇腹や二の腕、お腹、臀部、太腿などには、内出血があったという診断書をもらった。

A君と私でA君が思い出せる限りで、集団で確実につねられた回数を数えたところ、124回あり、最低でも4度、4カ所はつねられているから、最低でも496回もつねられたことになる。

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