今年の夏は、7月から2つの高気圧が居座り、一部地域では最高気温が40度を超えるなど、日本全国が猛暑に襲われました。そんな季節の強い味方となってくれそうなのが、栄養価の高い野菜です。無料メルマガ『美容と健康ひとくちメモ』では、免疫力強化や整腸作用にも一役買ってくれるゴーヤー、オクラ、生姜の効能や上手な調理法を紹介しています。
塩もみはNG!!
ゴーヤーの苦味成分は、ククルビタシンというフラボノイド類が含有されており、免疫力を強化して、糖尿病やガンの予防効果があり、栄養面でもゴーヤーの数値は高く、ビタミンCは野菜の中で含有量が多いと言われているトマトの5倍含まれているそうです。
また、ゴーヤーのビタミンは熱に強く、βカロテン(カロチン)は油でいためると吸収率が格段にアップするので、沖縄の伝統料理ゴーヤーチャンプルーなどは非常に栄養吸収の面でも優れた料理といえるそう。
ゴーヤーの苦味が苦手な方は薄く切って水にさらすなどすると苦味が少なくなるそうですが、塩もみするとかえって苦味が増してしまうそうですので、ご注意くださいね。
選ぶ際には、表面のイボにツヤやハリがあり、密集していて、鮮やかな濃い緑色で、ずっしりと重いものがいいそうです。
納豆との相性バツグン!!
オクラは、アフリカ原産のアオイ科の一年草で、2000年以上も前から栽培が行われている薬効性が高く動脈硬化予防などに効果がある野菜なのだそうです。あのぬめりには、整腸作用やコレステロール吸収を抑える効果があるそう。
また、ぬめりに消化吸収速度を抑えて血糖値の急激な上昇を抑える働きがあるため、糖尿病の予防に効果的で、納豆に加えると栄養価の相乗効果が発揮されると言われているそうです。
選ぶ際には、表面のうぶ毛がしっかりと生えていて、濃い緑色した真っ直ぐでなめらかなもの、また、角がはっきりとしていて、小ぶりのものがいいそうです。
辛味成分は皮の部分に…
生姜に含まれている辛味成分であるジンゲロンや、香り成分のジンギベロール、セスキテルには、強い抗酸化作用があり、抗菌・殺菌効果、ガン予防、食欲増進効果があり、ショウガオールには血行の促進および脂肪の燃焼、胃を健康に保つ効果や解毒・消臭効果があるとされているそう。
また、血栓の予防効果や高血圧の予防、悪玉コレステロールの抑制したり、新陳代謝の促進、関節を温める事による筋肉痛の緩和効果があるとされているらしいです。
そして、辛味成分は生姜の皮の部分に多く含まれているので、これらの健康効果を活かしたい方は、皮ごと利用するようにして、選ぶ際には、肉厚でみずみずしく、あめ色で光沢感があるものがいいそうです。
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