大事なことは…
かといって「テキトー」にテーマを決めてはだめです。あくまで「お客さまが喜ぶ商品なのかどうか」をいちばん先に考えなくてはなりません。
この時期にはこういう商品が喜ばれる、なんていうことはどこのお店でもつかんでいますし、それを販促に結びつけることなどこでもやっています。あくまで「当店ならではの企画」にしなければならない。
そこでお客さまが何を望んでいるのか、何なら喜ぶのかをよーく考えて、調べることが大事です。そのためには、お客様のナマの要望を知ることです。そのためにはいくつか方法があります。
これまで何回か書いてきましたが、その方法についてここではふたつ紹介しましょう。
1.メモをとる習慣【重要!】
全従業員がメモとペンを必ず持ち、すぐメモする習慣にする。例えばお客様から聞かれたこと、要望、苦情、それにお褒めの言葉など。お客様同士の会話で参考になること。
ただし商品やお店のことだけ。盗聴するようなことになってはいけない。こちらから話しかけて返ってきた反応をメモする。
2.お客様と立ち話をする【重要!】
お客様から直接情報をいただくには、「立ち話」。ホンモノの声が手に入ります。会議でも同じですが正式な会議とは別にお気軽会議(例えば、タバコをすいながらとか酒を飲みながら)をするとホンネが出ます。肩の力が抜けて自由な意見が飛び出すのです。つまり、ホンネを聞くには「正式」よりも「ついで」のほうが適しています。
立ち話にルールなどありません。いつでも気軽にお客様に話しかけることです。どういう答えが返ってくるか、それは分かりませんが、「その場でついしゃべったこと」なので実感だということ。
ここでもかならずメモをとりましょう。ただし、ぜったいにお客様の前でメモしてはいけません。取材ではなく親しい会話なんですから。
結果
商品にもよりますが、これまで「特集」などしていない場合は昨年同時期と比べて2倍以上売れます。こういう企画を増やしていけば、どんどん売れ筋商品が蓄積できることになります。
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