なぜ串カツ田中は全席禁煙化でも「客数12%増」を実現できたのか

 

大掛かりな施策が奏功した8月

大幅な増収となった8月は大がかりな施策を講じたことが功を奏しました

まず、昼飲み・昼食需要の掘り起こしと従業員の負担軽減を図るため、1日から全店舗の3分の1にあたる76店で営業時間を変更しました。土曜・日曜・祝日の開店時間を従来より2時間早い昼12時とすることで昼飲み・昼食需要を掘り起こし、すべての曜日の閉店時間を従来より1時間早い午前1時とすることで従業員の負担軽減を図っています。

営業時間を変更した上で、4~19日の土曜・日曜の計6日間、対象の64店で、開店時間から午後2時までに来店した客は退店までの間、串カツ全品を108円で注文できるキャンペーンを実施しました。先述のとおり開店時間を昼12時に前倒ししており、新たに昼飲み・昼食需要を取り込もうとしたのです。

16日からは、81店を対象に、前日までに予約した30名限定で平日の午後6時までに来店した場合、ほぼ全品が食べ放題となるコースと串カツが食べ放題となるコースを導入しています。追加料金を払えばアルコールやソフトドリンクを飲み放題にすることもできます。串カツ食べ放題は2015年から毎年期間限定で実施していましたが、幅広い客層を取り込むため、継続的に実施するようにしたといいます。

こうした施策が功を奏し、8月は客数が12.1%増と大きく伸び、それに引き上げられる形で売上高が9.7%増と大幅な増収を達成することに成功しました。禁煙化や施策の影響により客層が変化し、6月と同様に家族客が大幅に増えた一方で会社員・男性客が大幅に減ったといいます。

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3カ月を通してでは、禁煙化によりメディア露出が増えて串カツ田中の認知度が高まり、そのことが集客につながったといいます。200店超を擁するチェーンに成長したとはいえ、認知度に関しては他の大手居酒屋チェーンと比べてしまうと見劣りしていた感が否めませんが、禁煙化で客の流出が避けられない居酒屋業界にあって、いち早く対応したことで注目を集めることに成功し、かつ株を上げることに成功したといえそうです。

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