子どもたちに限りませんが、条件を満たさないと認めてくれないので、周りからの評価を必要以上に考えるようになり、何をやってでも条件を満たして、評価を得ようと考えてしまうかもしれません。加えて、周りからの目が気になってしまって、主体性を持って成長していこうとは考えられないのではないでしょうか。
昨今言われている子どもたちをはじめとした若者の傾向として、自分に自信がないとか、自分自身に対する肯定感や重要感が希薄とか、そういったことが、メディア等を通じて聴きます。また、経営者をはじめとした組織のリーダーの方々からも、そういった傾向があることを聴く機会がありました。
条件を付けない肯定的な発信をすることによって、子どもたちは、「自分は無条件に認められているんだ」という安心感が得ることになり、自己肯定感・重要感を高めることにもつながるでしょうね。
また、自己肯定感・重要感を高めることは、自分自身に自信を持つことにもなり、自らが主体的に成長していこうという姿勢にもつながると思うので、子どもたちが、自ら伸び伸びと成長していく上では、子どもたちに向けての条件を付けない肯定的な発信も大切なことだと言えるのではないでしょうか。
※ 参考文献:『コンサルタントの「解答力」』野口吉昭・著/PHP研究所
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