口から不満ばかり出る社員に今一度考えてほしい「4つの質問」

 

何を成し遂げたいか

これも、答えはいただきませんでした。

「この店を通じて社会の役に立つ」といった思いや目標を持っている社員の方がいれば素晴らしいことです。私は、そのように答えていただきたいとは思いましたが本当にそう答える社員は、まずいないでしょう。

そこで、せめて次の2つのことだけはして欲しいとお伝えしました。それは、

  • 社会人として必要なことを学ぶ
  • この店を改善進化させる

ということです。それは、「社会の役に立つことを含めてこのお店で働く意味なのだとお伝えしました。これが、今回のテーマにおける私の皆さんへの提案です。

そして、ついでに社員の持つ「不満」についてお話をしました。そもそも、この話のきっかけは社員の不満への対応だったからです。

どうしたら不満はなくなるでしょうか。それは、自分と他を比べないことです。そして、自分の現状をこれで良いと考えることです。その環境や条件を良くしていくのは、自分でしかありません。それが分れば、今よりも成長できますし、いい仕事ができます。そんな話をさせていただきました。

そして、最後にこう付け加えました。この店で成功しなければどの会社に行っても通用しないこの店で成功すればどの会社に行っても通用すると。つまり、いま自分に与えられた環境の中で最大の努力をすることで自分の目標を達成できます。それが働く意味でもあるのです。

いかがでしょうか。今回の話が社員の方にどのように伝わったかは分かりません。それぞれの感じ方、受け取り方があるでしょう。それでも、「働く意味」を考えるきっかけになったのならそれで良しとしましょう。あなたも一度社員の皆さんに「働く意味」を問いかけてみてはいかがでしょう。

■今日のツボ■

  • なんのために働くかを社員に考えてもらうと良い
  • 他人と比べることをやめれば、仕事の不満は消える
  • 今の環境の中で最大限努力をすれば、目標達成に近づく

image by: Shutterstock.com

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ワン・トゥー・ワンコンサルティング代表。スポーツ用品業界での経験と知識を生かし、業界に特化したコンサルティング活動を続ける。
スポーツ用品業界在籍33年の経営コンサルタントが、スポーツショップの業績向上法について熱く語ります。スポーツショップのために書かれた、日本初のメルマガです。ここには、あなたのお店がかかえている問題を解決するヒントがいっぱいです。

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【著者】 梅本泰則 【発行周期】 週刊

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