後は、事故現場となった新馬駅ですが、ここは複線の本線の間に島型ホームのある駅ですが、特急通過駅なので通過線が別に作ってあります。その通過線は全体の外側に設置されていてホームから離してある、それはそれで安全対策ということなのだと思います。ですが、全体がカーブしているために南行きの通過線は構内に全部で4本ある線の中で一番カーブが急な設計になっています。
本来であれば高速で通過する本線は、真ん中に作り、副本線はその両側に作ってホームは外側というのが正しい設計です。理由は簡単に推測がつきます。島型ホームがまずあって、予算の関係で通過線はその外側に追加したということなのでしょう。
勿論、制限速度を守ればいいというだけの話ですが、特急が高速で通過する通過線のカーブが、駅構内で一番急というのは、駅の構内配線の設計ミスです。と言いますか、本来であれば、この駅周辺の設計は全体を見直して、通過線は隣の駅である蘇澳新駅から新城溪と言う河川のあたりまでトンネルを掘るなりして直線化すべきでしょう。
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