「間食を控える」とあっさりと書きましたが、実はこれが難しいことが多く、相当の覚悟が必要です。陥りがちなパターンは、
昼食をシッカリ食べない→午後にお腹が空く→眠気と空腹で、かなりひどくグズる→親はあんまりてこずるので、やむなくお菓子→やっと昼寝→おやつはそれなりに食べることもあるけど→夕食をシッカリ食べない→…
との悪循環。子どもの健康な発育を願うなら、心を鬼にして昼食後の間食をやめてみてください。また、食事が済んだ後になって「やっぱりもうちょっと食べる」という習慣がある子は、それも断ちましょう。数日間は大変な苦労をすると思います。ですが、徐々に生活リズムが整ってきますし、子どもも「ご飯の時にしか食べられない」と理解してきて食生活が改善してくると思いますよ。
どこかのタイミングで、
意志を強く持って、お菓子は出さない
→さすがに空腹で、夕食をシッカリ食べる
の好循環に切り替わることを信じて、取り組んでみてくださいね。
なお、ある程度大きい子であれば、先に宣言してから実行するのも良い方法です。
「パパはね、ショウタがいつも元気で、もりもり大きくなったらいいなぁと思っているんだ。そのためには、ご飯の時間にちゃんとご飯を食べることが大事だとパパは思う。でも最近ショウタは、お菓子は食べるのにご飯の時間にはあまり食べないから、パパは心配なんだ。だからパパ、決心したよ。今日から、お菓子はショウタにもあげないし、パパも食べない。ご飯の時間は、好きなだけご飯を食べていいけど、ご飯の時間以外はショウタが『食べたい』って言っても何もあげないことに決めたんだ」
宣言したことは、シッカリやりきりましょう!そうすれば、子どもの健康な食習慣に加えて、「有言実行」「約束を守る」「目標→努力→達成」の良いお手本を見せてあげることにもなりますから!
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