この例は分かりやすいので、きっと、「目的地などはすぐに決めるよ!」と思われるかもしれません。では、企業などの組織、または自分自身が、これから
- どこに行くのか
- なぜ行くのか?
- どのように行くのか?
ということは、あまり考えないで動き出してしまうこともあるのではないでしょうか。
講義の中で、この「航海に出る前に」という例における、理想的な流れは、以下の通りです。
- 明快な航海の目的(何のために、航海に出るのか?そこに行くのか?
- 具体的な目的地(目的地はどこか?)
↓ - 必要な海図・気象情報など
- 船の大きさ・性能など(どうやって行くのか?)
↓ - 船長、航海長などのスタッフづくり(チームづくり)」
- 必要な水や燃料、食料などの調達」
- スピード、航路などを決める」(さぁ出発です)
これからはますます、企業などの組織に加えて、個人においても、これから
- どこに行くのか
- なぜ行くのか?
- どのように行くのか?
ということを明確にしていくことが重要になると思います。いくら魅力的なヒト・モノ・カネ・情報などの資源を持っていても、組織もしくは自分のありたい姿、理想像、理念、使命、目的、目標などが明確でなければ、強みとなる資源を活かすことは難しいのではないでしょうか。これからの自立・自律型チーム・人財にとっても、大切なことになると言えるでしょうね。
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